LINE広告ってどんな媒体?サービスの内容から特徴などをまとめてみた

コロナの影響で緊急事態宣言が発令され、最近は友人たちと大好きなお酒を飲めず手の震えが止まらないWebマーケターのカズヤです。

Web広告が普及し、現在では多くの企業が利用されるようになりました。

現在ではTVメディアの広告費を抜き、今後も注目を集める媒体となることは間違いないでしょう。

注目されている理由の一つに、予算をかければ必ず成果が表れるような媒体ではなくなったことです。これまでは予算を多くかけていた大企業だけが、TVCMなどを打ち出すことで成果を出してきました。しかし現在では様々な媒体が誕生したことで、工夫次第では全ての事業者にチャンスが生まれたと言えます。

しかしながら様々なWeb広告の媒体が存在しているため、初めて利用する際にどのWeb広告が自社サービスや商品に適しているのかを悩まれている方も多いのでは。またどのような配信フォーマットがあり、いくらくらいのコストがかかるかなんてことも気になるポイントですよね。

そこで今回はWeb広告の一つである「LINE広告」について、概要から配信フォーマット、注意点に至るまで解説していきます。

そもそもWeb広告の種類や特徴について知りたい方はこちらも併せてご覧ください。

1 LINEについておさらい

LINEはコミュニケーションアプリの一つで、今や多くのユーザーに支持されているアプリです。

皆さんも活用されている方がほとんどなのではないでしょうか。

ユーザー同士であれば国内はもちろんですが、海外、通信キャリアを問わず無料でビデオ通話やチャットが楽しめるツールです。

日本国内におけるLINEの月間利用者数は8,600万人。アクティブ率でも85%のユーザーが利用しており、日本の人口の約65%が活用している程。

今や国内の「生活インフラ」として定着していることは言うまでもありません。

LINEは性別や職業、年齢を問わず幅広いユーザーに利用されていることが特徴の一つ。

それぞれの数値データを紐解くと、性別に関しては女性が51.8%。男性が48.2%と、男女比はやや女性が多い割合になっています。

次に職業別で見ると最も多く占めているのが会社員で48.3%。続いて主婦・パート・アルバイトで31.9%占めており、学生の割合は11.5%です。

年齢別の利用率で見ると以下の通り。

  • 20代:98.1%
  • 30代:93.4%
  • 10代:88.7%
  • 40代:87.7%
  • 50代:82.6%
  • 60代:52.8%

このように10〜50代の80%以上がLINEを活用していることがわかります。60代の半分以上が利用しているデータも見逃せません。

2 LINE広告配信時の代表的な3つの配信フォーマット

多くの魅力が詰まったLINEですが、もちろん広告を出稿することもできます。

前述した通り、LINEは様々な世代に認知されていることから、幅広いリーチが期待できることがメリット。LINE広告の主な配信面は「トークリスト」「LINE NEWS」「タイムライン」です。

トークリストは1日に約5,500万人の大規模リーチが可能です。掲載場所が「トーク」画面の上部に出てくるものなのでユーザーのほとんどが目にする配信枠。

次にLINE NEWSの月間利用者数は約7,500万人にを超える、国内最大級のニュースサービスです。掲載場所は「ニュース」の中なので情報感度が高いユーザーにリーチできることがメリット。

タイムラインの月間利用者数は約6,800万人。掲載場所には様々なコンテンツの中に配信することができるため、ユーザーに対し自然に自社の広告を届けられることが魅力の一つ。

タイムラインの訪問ユーザーの7割が広告に接触しているデータがあり、配信することで高い効果が期待できる広告フォーマットです。

その他にも以下のLINEが提供しているサービスや、提携している媒体に広告を配信することもできます。

  • LINEマンガ
  • LINE BLOG
  • LINEポイント
  • LINEチラシ
  • LINEクーポン
  • LINE広告ネットワーク
  • ウォレット
  • Smart channel

このように前述した主な3つの配信面に加え、LINE広告には11種類の配信面をラインナップしています。

3 LINE広告の課金方式

LINE広告を始めるにあたって気になるのが費用ではないでしょうか。

「クリック課金」「インプレッション課金」「CPF課金」の3つのタイプに分類され、少額からでもサービスを利用できることが魅力。

ここではそれぞれの特徴を説明していきます。

3-1 クリック課金タイプ

クリック課金タイプはユーザーが広告をクリックし、設定したリンク先のページに遷移すると費用が発生する仕組み。基本的には静止画枠の課金方法です。

例え広告がユーザーの画面上に表示されても、クリックしなければコストは発生しません。

3-2 インプレッション課金タイプ

インプレッション課金タイプは、ユーザーの画面上に広告が完全に表示されると費用がかかるタイプ。動画広告枠の課金方法で、完全に表示されなければ料金は発生しない仕組みになっています。

インプレッションが最大になるように配信されるので、多くのユーザーに見てもらいやすくなることがメリット。ただサイトへの誘導や集客がしづらいことがネックです。

3-3 CPF課金タイプ

CPF課金タイプは「Cost Par Friends課金」の頭文字を取ったもの。ユーザーが広告を通して、LINEの公式アカウントを友だち登録した際に費用が発生する仕組みです。

4 LINE広告の配信機能

LINE広告は、配信する広告のターゲットや目的に応じて様々な配信機能が用意されていることが特徴の一つ。

ここではそれぞれの配信機能の仕組みを説明していきます。

4-1 Web広告の主流でもある「デモグラフィックデータ配信」

デモグラフィックデータ配信はLINEに登録されている情報や、ユーザーのLINE上での行動履歴をもとに配信することができる機能。他のWeb広告の媒体でも搭載されていることが多い、ターゲティング手法です。

以下のように、年齢や性別などの細かなターゲットを指定することができます。

  • 【年齢】14歳以下〜50歳以上
  • 【性別】男女別
  • 【地域】都道府県別、市区町村、居住地、勤務地、現在地
  • 【興味関心】18種類のカテゴリ
  • 【属性】配偶者有無、子ども有無、携帯キャリア、推定年収
  • 【行動】テレビ視聴頻度、キャリアもバイト端末の変更状況、ゲームプレイヤー

【地域】では特定エリアの半径何kmでのターゲティングも可能。このように配信対象のユーザーの属性や興味関心などを推測し、表示することができるので高い費用対効果が期待できる手法です。

4-2 LINE独自の手法もある「オーディエンス配信」

オーディエンス配信は、配信側で定めた一定のユーザーに対し広告を配信することができる手法。

他のWeb広告に多く搭載されているリターゲティング配信もこれに含まれます。リターゲティング配信は自社サイトを訪れたことがあるユーザーに対し自社の広告を後追いで配信する機能です。

ECサイトなどで自分が見ていた商品に関する広告が、後日に別のサイト上で表示されたなんて経験ありませんか?これはリターゲティング配信によるものなんです。

サイトだけではなく以下のように様々なデータを配信に活用することができます。

  • モバイルアプリオーディエンス
  • IDFA/AAIDアップロード
  • 電話番号アップロード
  • メールアドレスアップロード
  • 動画視聴オーディエンス
  • LINE公式アカウントの友達オーディエンス
  • 類似オーディエンス

この中でLINE特有のターゲティングが「LINE公式アカウントの友達オーディエンス
」「類似オーディエンス」。

LINE公式アカウントの友達オーディエンスは、すでにLINE公式アカウントの友達とブロックしている友達をグループ作成し、そのデータをもとに類似した未接触のユーザーへ配信ができるものです。

類似オーディエンスはすでに作成したオーディエンスと似ているユーザーを探し、オーディエンスサイズを拡張できるもの。類似度は1〜15%、または自動から選択できます。

類似度が高いほど商品の注文やサービスの発注をしてくれる確率が高くなることがメリット。しかしながらリーチできる人数が限られてしまうことがネック。

逆に類似度が低いほどアクションの確度は下がってしまいますが、オーディエンスサイズが大きくなるので配信母数が増えます。

類似度に関してはこちら側で設定できる手動タイプと自動で設定してくれるタイプがあります。手動タイプの場合は1%〜15%から任意で選択することが可能。自動タイプは、パフォーマンスが担保できるオーディエンスサイズを自動的に調整してくれます。​

4-3 利用促進を目的とした「リエンゲージメント配信」

リエンゲージメント配信は、既にインストールしているユーザーに対し利用促進を目的とした広告を配信するターゲティング手法。

アプリをインストールしたまま使用していない状態が続いているユーザーを対象に、広告を配信することができるので再起動を促すことができます。

またユーザーが過去にアプリ内で行った行動に応じ、ターゲティングができることがメリット。つまり、より目的につながりやすいユーザーへの広告配信が見込めるわけです。

4-4 LINE公式アカウントの友だち獲得が見込める「CPF配信」

CPF配信はLINE広告を通じて、LINE公式アカウントの友だちを獲得する配信機能のこと。

一番のメリットとしては無駄な費用が発生しづらく、ワンクリックでスムーズに友だちを獲得できることがポイント。

また友だち登録後もLINE公式アカウントでユーザーに対し、メッセージや特別なクーポンなどを配信することで購買を促すことができる点も魅力の一つ。

配信フォーマットは静止画のみで「LINEニュース」「タイムライン」に配信することが可能です。

友だちを獲得しやすいことがメリットではありますが、一方で解除も簡単にできるため注意が必要です。獲得したユーザーに対し、魅力的なクーポンやキャンペーンなどのコンテンツを配信するなどユーザーを飽きさせない企画が必要になることを覚えておきましょう。

5 LINE広告の注意点

LINE広告を運用するに場合、注意すべき点がいくつかあることを覚えておきましょう。

他の広告媒体との大きな違いとしては、広告掲載が難しい業種や商材があることです。これは法的リスクの回避やユーザー利益の保護の観点から、広告表現に関するガイドラインをLINEが設定しており、配信前の事前審査が必須となっています。

LINE広告では以下のような商材は広告掲載を不可としています。

  • 宗教関連
  • エステ:一部当社が認めた場合を除く
  • ギャンブル関連、パチンコ等:公営競技・公営くじは除外
  • アダルト関連
  • 出会い系、マッチングサイト等:一部当社が認めた場合を除く
  • 連鎖販売取引
  • 探偵業
  • たばこ、電子タバコ
  • 武器全般、毒物劇物
  • 政党
  • 公益法人、NPO/NGO、社団法人:一部LINEが認めた場合は掲載可能
  • 生体販売
  • 美容整形・ホワイトニングなどを含む医療関連、クリニック、疾患啓蒙サイト等:一部LINEが認めた
  • 場合は掲載可能
  • 整骨院、接骨院、鍼灸院等
  • 未承認医薬品⋅医療機器等
  • 消費者金融などの貸金業、質屋:一部LINEが認めた場合は掲載可能
  • ネット関連ビジネス:情報商材、自己啓発セミナー等
  • 募金、寄付、クラウドファンディング等の資金調達:一部LINEが認めた場合は掲載可能
  • その他LINEが不適合と判断した業種⋅業態、商品⋅サービス

ただし医薬品、医薬部外品、医療機器、化粧品は法令と広告表示規制を守った範囲で広告を表示することができます。

また以下の商材は広告を掲載することは可能ですが、LINEが定めた文言の記載や忌避事項などがあります。

  • 通販サイト
  • 古物商
  • アルコール飲料
  • コンタクトレンズ
  • 公営ギャンブル

などがあり、審査が通ったからといってもクリエイティブ制作に注意が必要になることを覚えておきましょう。

最後に

今回は生活インフラとして定着しているコミュニケーションツール「LINE」における広告の概要から配信フォーマット、入札方法や注意点に至るまで解説してきました。

LINE広告は他のSNS広告には無い、独自のターゲティング方法がポイント。リーチしにくいユーザーにも情報を発信することができるので、集客効果が期待できることも魅力の一つ。

その反面LINE広告を出稿しただけではすぐに効果を得られるわけではありません。これはWeb広告のどの媒体においても言えることですが、日々の数値確認や企画立案など様々な工数がかかってしまうことを覚えておきましょう。

自社サービスや商品にもよりますが、LINE広告の活用を検討してみてはいかがでしょうか。

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