急成長中のWeb広告、その種類と特徴に関しての基礎知識

もうすぐ春ですね。昔から出会いと別れの季節とも呼ばれていますが、つい最近、離婚届が受理されたばかりの僕にとってはピッタリの季節。

社内には子供が生まれるメンバーもいるため、天と地の差を感じている今日この頃。さて、そんなWebマーケーターのカズヤが贈る今回の記事コンテンツはWeb広告についてです。

現代社会において様々なインターネットのメディアサービスが誕生し、多種多様な広がりを見せています。ネットに繋がるデバイスもPCはもちろんですが、スマートフォンやタブレットなどの普及に伴い、いつでもどこでも誰でも利用できる環境が整いました。

各企業が自社サイトを持つことが当たり前になったこの時代に、多くのWeb広告が急成長を続けていることも見逃せないポイント。

Web広告への対応が必要とされる時代になったことで、担当者の方にとってはどの媒体を選びどのように運用すべきなのかを悩まれている方も多いのでは。

Web広告は日々新しい機能が開発され、目まぐるしく変化しています。全てを把握し活用することは難しいもの。しかしながら上手に向き合うことで様々なデータを取得できたり、今までは情報を届けることが難しかったユーザーへのアプローチが可能になるなど、Web広告には魅力が詰まっています。

そこで今回はWeb広告の種類について、主要の3つのWeb広告にフォーカスしポイントを紹介していきます。

1 そもそもWeb広告とは?

Web広告とは「インターネットの媒体上に掲載されている広告」のこと。Webページやメールなどに含まれる広告枠を利用して、自社の認知度や売上を向上させたい商品やサービスを宣伝できる仕組みです。

そうGoogleやYahoo!で検索した際に上部や下部、右部などにでてくるアレです。その他にも各種SNSやYouTubeなどでも掲載されていますね。

現在ではネットを通して情報収集するのが一般的になっているため、皆さんにとっても馴染みのあるものではないでしょうか。

今や市民権を得ていると言っても過言ではないWeb広告ですが、みなさんはWeb広告と聞いてどのような印象を持つでしょうか?

「どうせやったところで結果なんてでないでしょ」「お金ばかりがかかってしまいそう」「興味はあるけれどやり方が分からない」などの声が聞こえてきそうですね。

結論から言うとWeb広告には多種多様な種類が存在しているので、使用方法によっては成果がでる可能性が高くなることがポイントです。

また詳細で多様なターゲティングを可能にし、購入や問合せに移ってもらいやすいなどのメリットも。その他にも広告を出稿して終わりではなく、効果測定を詳細に行えたりできることも魅力の一つ。

前述した通り、Web広告には多くの種類が存在しています。選び方が分からないからと安く始められる広告や、流行っている媒体を安易に選んではせっかくのチャンスを棒に振るだけです。

種類こそ多いですがそれぞれのメリットやデメリットを把握し、Web広告を出稿する目的に合わせて使い分けることで効果を発揮してくれるでしょう。Web広告の中でも主流になっている配信方法は以下の3つ。

  • リスティング広告
  • ディスプレイ広告
  • SNS広告

上記であげた広告にはそれぞれ出稿先が異なり、様々なポイントが存在しています。次章から、それぞれの特徴を紹介していきます。

2 顕在層に最適なリスティング広告

リスティング広告はGoogleやYahoo!などで検索を行なった際に、SERP(サープ)と呼ばれる検索結果のリストに表示されるもの。

数あるWeb広告の中でも費用対効果が高く、低予算からスタートできることも魅力の一つ。しかしながらただ広告を出稿しただけでは、必ずしも高い費用対効果を得られる訳ではありません。当然のことながら細かな運用体制が必要ですし、他社との広告と比較されやすいことがネックでもあります。

適切なキーワードに対し、広告タイトルや文言を設定することが成果を上げるにはとても重要なことです。

ここではリスティング広告の代表的なGoogle広告とYahoo!広告について説明していきます。

2-1 世界最大規模を誇るGoogleが運営するGoogle広告

Google広告は世界最大規模を誇る検索エンジンの「Google」が運営する広告配信サービス。比較的若いユーザーの利用が多く、スマートフォンユーザーが多いことが特徴。

これはGoogleの検索結果画面に表示されるのはもちろんですが、Googleが提供する他のサービス、もしくはパートナーになっている以下の媒体に掲載することも可能です。

  • Googleマップ
  • Gmail
  • livedoor
  • goo
  • YouTube

などがあります。

広告にかかるコストは、オークション等によって決定されたクリック単価と利用者のクリック回数に応じて金額が決定するクリック課金制。予算は500円からスタートできる設定になっており、一度にかかるクリックのコストや一日あたりの日予算も自由に設定することができます。

またGoogle広告に出稿すると、広告配信や効果検証に役立つ多くの機能があることも魅力の一つ。例えば地域や時間帯、曜日を絞って配信できたり特定のキーワードを除外する機能も搭載されています。

その他にもリマーケティング機能やGoogleが提供しているアナリティクスとの連携など、多種多様な機能でサポートしてくれることもメリットの一つ。アナリティクスはWebページのアクセス分析ツールで、Googleが無料で提供しているものです。Google広告と連携させることで、正確なデータを確認できることがポイント。

ただGoogle広告には機能が多く搭載されていますが、管理をしっかり行う必要があります。業種によっては競合が多く、莫大な広告費用が必要な場合もあることを覚えておきましょう。

2-2 パソコンユーザーが多いことが特徴のYahoo!広告

Yahoo!広告は「Yahoo!Japan」が運営する配信サービスのこと。Yahoo!で検索した際に検索結果画面に表示されるもので、Yahoo!とパートナーメディアになっているAmebaやOCNに広告を出稿することも可能です。

Google広告同様に、自社商品やサービスに興味のあるユーザーに対し訴求できることがポイント。国内でもGoogleに並ぶ検索エンジンの主流になっており、日本最大級の配信プラットフォームです。

費用は広告がクリックされると料金が発生する「クリック課金制」。一度にかかるクリックのコストや一日あたりの日予算も自由に設定することが可能です。

Yahoo!の主なユーザーは40〜60代が多く、男女比は男性が48%に対し女性が52%のシェアを占めています。Google広告に比べスマホユーザーに関しては少ないですが、PCで見るユーザーが多いことが特徴。

またGoogleアナリティクスとの連携も可能です。更にYahoo!の専門スタッフが掲載開始までの設定や、運用後のサポートも行ってくれるなど充実したサービスを提供していることも魅力の一つ。運用初心者の方であればYahoo!広告の方がスタートしやすいと言えるでしょう。

2-3 Google広告とYahoo!広告で迷ったら

Google広告とYahoo!広告で運用を検討する際に、どちらでスタートするべきか悩んでしまう方も多いのではないでしょうか。

前述した通り基本的には同様の仕様ですが、Google広告とYahoo!広告では扱う商品やサービスによってどのような世代に情報を発信したいかに応じて使い分けることが必要です。

最近ではYahoo!広告とGoogle広告を同時運用している企業も多いことがポイント。これは国内における両者の検索シェアが関係しています。PCであればGoogleとYahoo!で約93%。スマートフォンにおいては両者で約99%を占めている程。つまりGoogleとYahoo!の広告を出稿することで大半のユーザーをカバーすることができる訳です。

もちろん費用が関係してくるので検討は必要ですが、高い結果を残すとができるかもしれませんね。また自社の商品やサービスがどちらの配信方法が適しているのかを、一定期間だけでも試してみるのもおすすめ。

Google広告やYahoo!広告には多彩な機能が搭載されていますが、それぞれの機能を使いこなすことで広告の効果を高めることができる訳です。つまり使いこなさなければ管理する手間だけが増え、自分の首を締める結果になってしまうことも。それぞれの機能を理解し、どのように活用し役立てていくのかを事前に計画を立てて運用する必要があることを覚えておきましょう。

3 潜在層にピッタリなディスプレイ広告

ディスプレイ広告はバナー広告とも呼ばれており、Webサイトの広告枠に表示されるもの。画像や動画などの形式で掲載することが可能です。

Yahoo!の検索画面の右上にデカデカと掲載されているものをイメージしてもらうと分かりやすいのではないでしょうか。

掲載することで当然ながら露出も増えることから、ブランディング効果が見込めることが特徴。また不特定多数のユーザーに向けて発信できるので、商品やサービスに興味がない方にもリーチすることができます。画像や動画を使用するのでユーザーの目にとまりやすく、ビジュアルで訴求できることがポイント。これにより、商品やサービスの魅力を具体的に伝えられることができます。

顕在層にピッタリなリスティング広告に対し、ディスプレイ広告は潜在層に広くアプローチができることが魅力。

一方で費用対効果が悪くなる傾向にあり、細やかな運用体制が重要になります。前述したリスティング広告に比べ即効性が低く、効果測定が難しいことがネック。

クリック率が高くなる傾向にあるので、広告費の消化ペースが想定しているものより速くなることも。これは想定しているユーザーがクリックしているのであればいいですが、必ずしも適切なユーザーがクリックするとは限りません。つまり広告費を無駄に消費してしまうなんてリスクもあることを覚えておきましょう。

主な出稿先はGoogleとYahoo!ですが、画像サイズや容量などの入稿規定が異なります。運用を検討しているのであれば、予め確認しておくことが大切です。

4 注目度No. 1のSNS広告

現在では幅広い世代が利用し、すっかり定着しているSNS。年々ユーザー数が増加していることからSNS広告も見逃せない媒体の一つ。

SNS広告は「Facebook」「Twitter」「Instagram」「LINE」などのSNSに掲載される広告です。年齢や性別などはもちろんですが、学歴や興味・関心など他のWeb広告では難しい詳細なターゲティングができることがポイント。また自社の認知向上にも繋がりやすくアカウントがフォローされたり、広告自体が拡散されるなんてことも。広告を配信して終了だけではなく、ユーザーとの繋がりができることが最大の魅力です。

ここでは代表的なSNS広告を4つ紹介していきます。

4-1 高いターゲティング精度を誇るFacebook広告

Facebook広告は「Facebook」の登録ユーザーに対し広告を配信することが可能です。精度の高いターゲティングと配信最適化機能をもつプラットフォーム。

全世界で26億を超えるユーザーが利用しており、日本国内でもFacebookのアクティブユーザー数は2,600万人にも達する程。

Facebookは実名制を基本としているため、多くの企業が活用しているプラットフォームです。正確なデータベースによる精度の高いターゲティングができることが魅力の一つ。目的に応じたキャンペーン配信方法が準備されており、ビジネスの目的に合った配信ができることもポイントです。

また年齢や性別は当然のことながら、ユーザーの興味・関心などをもとに詳細な設定ができます。配信フォーマットも実に様々で、それぞれの特徴は以下の通り。

  • 写真:シンプルでビジュアルを伝えやすい
  • 動画:写真では難しい商品特徴などを紹介できる
  • カルーセル:1つの広告で最大10枚まで画像や動画を表示することが可能
  • スライドショー:動画の配信が難しい場合に適している
  • コレクション:製品カタログのアイテムなどを表示することが可能

「ニュースフィード」や「サイドバー」などへ出稿ができ、画像や動画での配信も可能です。

しかしながらFacebook広告のクリエイティブを作成する際に注意すべき点があります。それは同じ広告フォーマットでも、配置によって画像の大きさだったりテキストの長さの推奨値が異なること。検討されているのであれば予め確認しておきましょう。

Facebook広告を利用することでFacebookはもちろんですが、Instagramやmessenger、Audience Networkなど大きく4つのプラットフォームに広告を配信できることが可能です。

4-2 年々ユーザー数が上昇しているInstagram広告

Instagram広告は「Instagram」の登録ユーザーに対し広告を配信できるもので、ビジュアルで魅せる直感型の広告。これはユーザーのフィードに画像もしくは動画の形式で広告を掲載することが可能です。

Instagramは世界で10億人、国内では3,300万人のアクティブユーザーがおり、年々成長を遂げていることも見逃せないポイント。現在もユーザー数が増加傾向にあり、日本においては4人に1人が利用している程です。

またInstagram上の投稿がきっかけで後日、商品の購入や資料をダウンロードするなどのユーザーが43%。そもそも投稿がきっかけで、何かしらの行動を起こしたユーザーは82%にも上る程でSNSの中で最も影響力のある媒体の一つです。

ビジュアルで訴求できることがポイントなので、アパレルやコスメブランドなどの企業を中心に活用されています。

Instagramは主にスマホで撮影した写真をアップし、他のユーザーと繋がることでコミュニケーションを取れるプラットフォーム。特に若年層の女性の利用率が高いイメージがありますが、実際は男性の登録数も多く半々の割合です。また年齢層においても40代以上のユーザーも多いことから、幅広い世代が利用していることも魅力の一つ。

前述した通りInstagramはFacebookの傘下にあるため、これらを横断して利用している企業も多いことが特徴です。広告の種類は以下の6種類を用意しています。

  • 写真広告
  • 動画広告
  • ストーリーズ広告
  • カルーセル広告
  • コレクション広告
  • 発見タブ広告

画像や動画で訴求する広告なので、Instagram広告ではクリエイティブが非常に重要です。フォトショップなどの画像編集アプリを活用し、広告クリエイティブを作成するので知識や技術がないと難しい広告媒体とも言えます。

インハウスでクリエイティブ作成が難しいのであれば、外注を検討してみるのもいいでしょう。

4-3 拡散力と即効性が魅力のTwitter広告

Twitter広告は「Twitter」の登録ユーザーに対し広告を配信できるものです。

拡散力と即効性が魅力で他のSNSに比べ、利用ユーザーは男女ともに若年層が多いことが特徴の一つ。情報の速度がリアルタイムに近く、ニッチな話題も広まりやすいこともメリットです。

ユーザーのタイムラインに紛れ込ませることができるので、ユーザーに興味を持ってもらえれば拡散されるなんてことも。

Twitter広告はユーザーの興味・関心、ツイートや検索に用いるキーワード、利用端末、地域に至るまで多種多様なターゲティング項目を組み合わせて広告を配信することも可能です。

4-4 アクティブユーザーが多いことが特徴のLINE広告

LINE広告は、コミュニケーションアプリ「LINE」を利用しているユーザーに対し配信することができるプラットフォーム。

LINEは日本国内で月間利用者数は8,600万人で、さらにアクティブユーザーは85%に達する程。他のSNSに比べ高いアクティブ率を誇るコミュニケーションアプリで、幅広い年齢層が利用していることも魅力の一つ。

LINE広告は配信できるフォーマットは11種類と多く以下の通り。

  • タイムライン
  • LINEマンガ
  • LINE NEWS
  • Smart Channel
  • LINE BLOG
  • LINEポイント
  • LINEショッピング
  • LINEチラシ
  • LINEクーポン
  • ウォレット
  • LINE広告ネットワーク

さらに詳細なターゲティングができることが特徴で、以下のように8種類の設定が可能です。

  • デモグラフィックデータ配信
  • オーディエンス配信
  • LINE公式アカウントの友達オーディエンス配信
  • 類似配信
  • Cost Per Friends
  • リエンゲージメント配信
  • 自動最適化配信
  • 予約型広告

このように他のSNS広告には無い、独自のターゲティング方法がポイント。リーチしにくいユーザーにも情報を発信することができるので、集客効果が期待できることも魅力の一つ。

しかしながらメリットばかりではありません。LINE広告を運用する際には、広告掲載が難しい業種や商材があるため予め確認しておきましょう。

最後に

今回は現代社会において、あらゆる企業が取り組みを強化しているWeb広告の種類やそれぞれの特徴について紹介してきました。

Web広告には多種多様なフォーマットがあり、ターゲットや目的、予算などに応じて広告の出稿先を決定することがポイント。

少ない予算からスタートすることができ、今までには届けられなかったユーザーにリーチすることが魅力です。しかしながら自社でやる場合、運用体制の構築や数値測定など簡単には効果が出ないことを認識しておきましょう。

今後、ますます注目されるであろうWeb広告を活用し、自社の認知向上や収益の拡大を図れるといいですね。

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